真空管の交換方法【簡単な3つの手順】

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こんにちは、ミヤ( @yo_ta2202)です。

今回は真空管の「交換方法」について解説していこうと思います。

真空管アンプを導入するまでは良かったけど、いざ真空管を交換しようとなると壊れないか不安になりますよね。
ましてや、真空管の存在を知っている人は、僕たちのようなマニアックな方以外はおそらく知りません。
ネットで調べてみても、むずかしい用語がならんでいるので分かりづらいです。
そこで、真空管初心者の方にわかりやすいように真空管の交換方法をまとめてみました。

・真空管の交換方法が知りたい

・真空管を交換するときの注意点が知りたい

・真空管の交換はした方が良いの?

こんな疑問に答えていきます。

本記事の内容

  • 真空管の交換方法【簡単な3つの手順】
  • 真空管を交換の注意すべき5つの点
  • 真空管を交換するべき理由

この記事を書いている僕は真空管アンプの使用歴が5年以上。
真空管の総保有数が100本ほど。

現在はWoo Audio 「WA22」,「WA8」という純粋な真空管アンプを使って、トータル100以上の真空管を交換して楽しんでいます。

 

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真空管の交換方法【簡単な3つの手順】

結論、真空管を交換すること自体はそこまでむずかしいことではありません。
サクッと真空管を交換する3つの手順を解説していきますね。

  • 手順①:アンプの電源ケーブルを外す
  • 手順②:真空管の熱が完全に冷ましてから交換する
  • 手順③:真空管の抜き差しは真っすぐ力を抜いてゆっくりと交換する

以上の3つです。

基本的にこれを守れば、真空管を壊す心配や火傷のリスクもなくなります。

手順①:アンプの電源ケーブルを外す

安全性のために電源は外しておきましょう。
電源を切るだけではなく、大元のケーブルから外すことで感電のリスク予防ができます。

手順②:真空管の熱が完全に冷ましてから交換する

真空管に触れたことがない方向けです。
真空管アンプの電源を切ったばかりのときは、とても高音になります。
必ず、時間をおいて真空管を自然に冷ますことが大切です。
まだ粗熱が残っている状態で抜いてしまうと、置いた場所によっては真空管に溶けて張り付いてしまう危険もあります。

手順③:真空管の抜き差しは真っすぐ力を抜いてゆっくりと交換する

完全に真空管の熱が取れたら、実際に交換していきましょう。
ポイントはなるべくまっすぐに引きぬくイメージ。
あまり力をかけすぎると真空管ソケットのピンが折れたりしてしまうことも。
力を抜いて、ゆっくり真空管引き抜いていきましょう。
たまに「真空管ソケットがガッチリしていて真空管が抜けない」
そんなこともあります。

どうしても抜けないときは、若干左右に揺らしながら真上に抜いていくとじわじわと外れてきますよ。

真空管を差し込む場合

真空管の裏を見てみると、金属のピンとその中心に、芯のようなピンを確認できると思います。
中心の主軸(ガイドピン)の位置と、アンプ側のピン位置を合わせるようにすると差し込めます。
このピン位置があってないと、真空管のガイドピンが折れる可能性があるので慣れないうちはよく確認しましょう。

真空管を交換の注意すべき5つの点

前提として。
真空管アンプの種類によっては注意点や危険度がかわります。
たとえば「パワー管」を交換される方であれば、その際にバイアスとよばれる調整が必要になってきます。

僕が愛用しているWoo Audio 「WA22」は、互換性のある真空管を自己バイアスで調整、アンプの外に真空管が
あるので感電のリスクがほぼ皆無です。

» 【review】Woo Audio WA22【究極の真空管アンプ】

それぞれの機種の詳細は、お使いの真空管アンプのマニュアルやネット・SNSを駆使して、使用ユーザーを調べてみましょう。

そのれを踏まえた上で、真空管アンプの全体にいえる注意点を深掘りしていきます。

  • ①感電リスク
  • ②火傷のリスク
  • ③無理に力を入れると真空管の破損をまねく
  • ④真空管のラベルに注意
  • ⑤真空管の内部ショートに注意

①~③は真空管の交換方法【簡単な3つの手順】で解説したことの補足になります。

①感電リスク

真空管アンプで一番注意したいことが感電のリスクです。
とくにアンプ内部の各部位には高電圧がかかっています。
大元の電源ケーブルを抜いたとしても、コンデンサに電荷が蓄えられています。
となれば、感電する可能性は大いにあり得るので注意が必要です。
ゴム手袋の装着をして交換するなど、注意しすぎることはありませんね。

②火傷のリスク

真空管は熱を発生させることで内部の電子が安定し、「いい音」につながります。
なので電源を切ったばかりの真空管はとても熱いです。
必ずある程度時間をおいてから交換作業をしましょう。

③無理に力を入れると真空管の破損をまねく

真空管になれた方でも、真空管を破損させることがあります。
かくいう僕もその一人です。笑
前述しましたが、真空管アンプのソケット、あるいは変換ソケットが異常にホールドが強いものがあります。
なかなか抜けないので力んでしまう気持ちはよく分かります。
でも無理に力を入れると、以下のようなことが起きることも。

・真空管の足ピンが曲がるor折れる

・真空管のガイドピンが折れる

・真空管のハカマ(スカート)とガラスの接着が外れる

何ごとも力みすぎないことが大切ですね。

④真空管のラベルに注意

ちょっとマニアックな注意点。
真空管ラベルとは、真空管に印刷されている文字やステッカーのようなものです。
とくに古いヴィンテージ真空管は各メーカーの個性が見て取れるポイント。
いわば真空管の顔のようなものだと僕はとらえています。
真空管の交換時になにも意識せず握りしめるとせっかくのロゴやラベルが剝がれてしまいます。
そうなればせっかくの真空管の魅力が半減することに。
できれば注意したいところですね。
ちなみに、ガラス部分にマジックで文字を書く人がいますが、個人的には絶叫ものです。。。

⑤真空管の内部ショートに注意

真空管の内部までチェックされたものを搭載しているでしょうか?
これを気を付けている方はあまりいないかもしれません。
とくにヴィンテージ真空管に多いですね。

NOS(新古品)で入手したとしても年数の経過、あるいは何かの衝撃で真空管内部でショートしているものがあります。
ショートしていると、ノイズの原因になったり、最悪アンプやヘッドホンを壊すリスクがあります。

» Focal Utopiaを修理に出すための5つ手順【徹底解説】

ヴィンテージ真空管を買うときに注目するべき点は、

・内部の特性を試験機で測定してる
・測定結果を明示している

大切なアンプやヘッドホン保護のためにも上記の点に気を付けましょう。

ロシアや中国でつくられた現行品であればリスクはわりと減りますが、100%はないので要注意ですね。

以上が真空管を交換するときの注意事項になります。

交換時の手袋について

真空管を交換するときは手袋が必須だといわれることがあります。
感電リスクが高い場合は、ゴム手袋を着用すると安心ですね。
とはいえ、感電リスクが低い場合であれば着用する必要はないと僕は考えています。
さすがに熱い段階では触りませんし、手袋を装着することで真空管をうまくホールドできず、ラベルを傷める可能性が高いからです。
「真空管が劣化する」という意見もありますが、真空管をメガネふきなどで手入れをしていれば、汗や脂の心配もありません。

真空管を交換するべき理由

と、ここまで真空管を交換する方法、その注意点について解説してきました。
どうですかね。
真空管の交換する不安は薄れてきましたか?
これから、真空管を交換するべき理由を解説していきますね。
真空管を交換するべき理由は

  • 真空管の個性を楽しむため
  • 真空管寿命を延ばすため

この2つです。

真空管の個性を楽しむため

いわゆるチューブローリング(球転がし)と呼ばれるものですね。
ヴィンテージ真空管ならではですが、同じ名称、同じ種類の真空管でもつくられた年式や製造メーカーで微妙に音が変化してきます。
また国によっても違いがあります。
ちょっと迷信じみた話ではありますが、実際に音は違います。
理由としては真空管の内部特性や、歪などがそれぞれで違うから。
ノイズや歪などは現在の半導体アンプが有利ですが、その歪を楽しめるのが真空管アンプの魅力です。

真空管寿命を延ばすため

真空管には寿命があり、使い続ければいつか終わりがきます。
複数の真空管を交互に使うことで、寿命をうまく延ばしながら使えますよ

真空管の交換方法まとめ

本記事では「真空管の交換方法【簡単な3つの手順】」について書きました。

真空管を交換するときの注意点を守ってさえいれば、余程のことがない限り真空管は壊れません。
はじめて真空管をさわる方であれば躊躇するかもしれませんが、まずは安心して真空管の交換にトライしてみましょう。

今回は以上となります。

それでは、miya ( @yo_ta2202)でした。