ヘッドホンはスピーカーに勝てない?【近いサウンドは実現可能です】

ヘッドホンはスピーカーに勝てないと考えている人「ヘッドホンはスピーカーに勝てないのかな、、?どうしても”ヘッドホンでスピーカーの音”を実現したい!」
このような疑問に答えていきます。
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この記事を書いている僕は、「ヘッドホンにスピーカーの音」を求めていた1人。
現在は、“疑似スピーカーサウンド”をヘッドホンにて楽しんでいます。
前置きはこのくらいにして、さっそく見ていきましょう。
なお、3分ほどで読めますのでぜひお付き合い下さい🙇
ヘッドホンはスピーカーに勝てない?
ヘッドホンはスピーカーに勝てない、、と思われがちですが、僕は「そんことはない」と考えています。
理由は下記をご覧ください。
- 理由①:音源をよりリアルに楽しめる
- 理由②:スピーカーでは聴きづらい「細かな音」が聴ける
- 理由③:環境次第でヘッドホンは化ける
1つずつ見ていきましょう。
理由①:音源をよりリアルに楽しめる
ヘッドホンとスピーカーでは、聴こえ方がかなり変わってきます。
- ヘッドホン→左右の音を”耳元でダイレクト”に聴く
- スピーカー→一定の距離をとり、体全体で”立体的”に音を聴く
上記のちがいは、空間を利用しつつ、「音楽をどの距離感で聴くか」です。
ヘッドホンはより耳元に近いため、音源の情報をスピーカーよりもダイレクトに聴くことが可能です。
理由②:スピーカーでは聴きづらい「細かな音」が聴ける
一方、「距離をとりつつ立体的に音楽を聴く」のがスピーカーです。
スピーカーは距離がある分、音源の「細かい音」や「精度の高い質感」がどうしても伝わりづらい印象です。
つまり、「音の細部をよりリアル」に体感したいなら、ヘッドホンに軍配が上がると思います。
より詳細なヘッドホンとスピーカー選びについては、【ヘッドホンとスピーカー】音が良いのはどっち?【事実】にて深堀りしていますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
理由③:環境次第でヘッドホンは化ける
音楽を再生する「環境」にこだわると、ヘッドホンでもスピーカーのような鳴らし方は可能だと感じています。
僕は実際にヘッドホンを中心とした音楽環境を構築しています。
個人的にはヘッドホンの枠を超えるほどのサウンドを実現しており、スピーカーは使っていません。
もちろん、音質が化けるか否かは「ヘッドホンの素性」が大いに関係あります。
僕が実際に構築している再生環境については、Focal Utopiaを徹底レビュー【結論:神ヘッドホン】の序文に記載しいますので、是非ご覧ください。
オーディオには相性がある
再生環境には相性があり、うまくハマることでヘッドホンやスピーカーのパフォーマンスが上がります。
とはいえ、一概にこれが「正解」というものはありません。
アンプやDAC、電源の有無、ケーブルの素材1つでも「音の好み」が変わるからです。
なお、機材の相性を極めつつ、好みの音を探求するのは「オーディオの楽しみ」ではないでしょうか?楽しみながら探していきましょう。
好みを選ぼう
結論は、「好みを選ぼう」です。
曖昧な結論でスミマセン、、、しかし、これが答えだと思います。
ヘッドホン・スピーカー両者に良さがあり、音に求めるものがそれぞれで違うからです。
音のイメージ
- 「音の細部」にまで集中して音楽を楽しむ→ヘッドホン
- 「分離の良い立体感」のある音を聴きたい→スピーカー
上記のイメージです。若干、スピーカーをディスり気味でしたが、決してそんなことはないです。
実際に僕もスピーカーシステムを組んで楽しんでいるからです。
「好みの音」を理解しつつ、選んでみましょう。
現実は難しい
ヘッドホン、スピーカーの特性に沿って選ぶのが理想的です。
が、、現実はそんなにうまくいかないですよね。
たとえば、スピーカーを選びたい場合は、必然的に「お住いの環境」に左右されます。
マンションやアパートで鳴らせば騒音になりかねません。またご家族がいれば、気を使いますよね。
ということは、場所を取らず、「音漏れの少ないヘッドホン」が選択肢として上がってきます。
ヘッドホンでスピーカーに近いサウンドを実現しよう
結論、ヘッドホンでよりスピーカーに近いサウンドは再現可能だと思います。
とはいえ、ヘッドホンとスピーカーは本来、比較対象ではないと考えています。
料理の素材にたとえるなら、人参とじゃがいもを比べるようなもの。
それぞれに良さがあります。
ヘッドホンとスピーカーの違い
- その①:物理的にサイズが違う
- その②:聴き方がそもそも違う
- その③:聴こえ方もまったく違う
上記はヘッドホンとスピーカーの宿命的なちがいです。しかし、ヘッドホンでもスピーカーのような「立体的なサウンド」を実現できる機種は存在していました。
結論:Focal Utopia
ヘッドホンの領域を超え、よりスピーカーに近いサウンドを鳴らせたのは「Focal Utopia」でした。
Focal Utopiaを選ぶ理由は以下のとおり。
- 理由①:Focalは超ド級のハイエンドスピーカーを手掛けている
- 理由②:フランスの自社工場で設計から製造までを一貫している
- 理由③:設計段階で他社のハイエンドヘッドホンを分析している
実体験をとおして、Focalヘッドホンの「底力」を体感しています。
登場から5年以上もの間、ほかのヘッドホンに目移りをしていません。
詳しく見ていきましょう。
理由①:Focalは超ド級のハイエンドスピーカーを手掛けている
Focalは専業で超ド級のハイエンドスピーカーを作っています。
最上位モデルで2500万円ほど、、、しかし、そんな技術力をヘッドホンに応用したのが「Focal Utopia」です。
理由②:フランスの自社工場で設計から製造までを一貫している
Focalの上位モデルはフランスの自社工場にて製造されています。
具体的にはヘッドホン內部のドライバーユニット。他社製品はほぼ社外品を使っています。
つまり、「外部で作られたドライバーユニット」を搭載している他社製ヘッドホンとは一線を画しています。
なお、Focal Utopiaは高級ヘッドホンです。高級機として、他社メーカーとの「違いは明確」です。「高級ヘッドホンの違いは明確です【次元を超えたサウンド体験しよう】」にて、解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。
その③:設計段階で他社のハイエンドヘッドホンを分析している
Focal Utopiaの設計段階で他社のヘッドホンをテスト・分析しているとのこと。
結果、そのすべてが「ヘッドホンを超えていない音」とFocalは判断。
音響設計から、ドライバーユニットの取り付け位置にまで徹底してこだわられています。
なお、Focal Utopiaの詳細については、Focal Utopiaを徹底レビュー【結論:神ヘッドホン】で詳しく書いていますので、興味があれば是非ご覧ください。
FOCAL UTOPIAを徹底レビュー【結論:神ヘッドホン】
Focal Utopiaの詳しいレビューをお探しですか?本記事では、Focal Utopiaを徹底レビューしています。Utopiaヘッドホンを100%鳴らす方法、相性の良いヘッドホンアンプに至るまで網羅しています。実機を使い込んだ、リアルな本音レビューとなります。
Focalヘッドホンは環境次第で化ける
Focalヘッドホンの素性については先述したとおりです。
しかし、ポータブルプレーヤーの直差し程度では「本来の音」は楽しめません。
再生環境を整えることで真の力を発揮します。
つまり、ヘッドホンの領域を超えたスピーカーに近い音を耳元で体験できるんです。
コスパが良い
ぶっちゃけ、Focalのヘッドホンは超高級です。上位モデルのUtopiaであれば約40万ほど…。
控えめに言って高過ぎですよね。
とはいえ、少し考えてみて下さい。
繰りかえしですが、Focal Utopiaのサウンドは他のヘッドホンの追随を許しません。
圧倒的です。つまり、Utopiaがあればヘッドホンを買い替える必要がなくなります。
そう思うと、わりとコスパが良いのでは、、と感じませんか?
スピーカーを使わずに済む
繰りかえしですが、僕はスピーカーシステムも構築しており、どちらかといえば今までスピーカー派でした。笑
その上でなお、Focal ヘッドホンには唸らされるものがあります。
まるでスピーカーのような、高解像度で立体感のある音を耳元で楽しめるからです。開放型ヘッドホンなのに低音域の量感も抜群。
実際に聴いてみると本当に驚愕しますよ。
ということで、今回はこのへんで終わりにします。
結論をまとめると、
- ヘッドホンがスピーカーに勝てないことはない
- スピーカーサウンドに近い音を求めるならFocalヘッドホン
上記のとおりです。
なお、Focal Utopiaは開放型ヘッドホンです。
Utopiaと同じドライバーユニットを搭載した密閉型ヘッドホンも存在しています。
「Focal Stellia」は、ポータブルオーディオでもスピーカー的な鳴らし方を実現できます。
Stelliaの詳細については、Focal Stelliaを徹底レビュー【脱・ヘッドホン沼】にて解説していますので、参考にしていただけたらと思います。
FOCAL STELLIAを徹底レビュー【脱・ヘッドホン沼】
Focal Stelliaの徹底レビューをしています。Focal Stelliaは、密閉型ヘッドホン「最高レベル」の音質です。実機の写真を交えつつ、網羅的に解説していますので、Focal Stelliaの導入を悩んでいる人は、ぜひご覧ください。