Focal Stelliaを徹底レビュー【脱・ヘッドホン沼】

FOCAL

こんにちは、miya ( @yo_ta2202)です。

Focalのフラグシップモデル「Utopia」の思想を受け継いで、2019年に登場した密閉型ヘッドホン「Stellia」

導入から2年ほど使いこんでいまして、今回「Focal Stellia」を徹底的にレビューしていこうと思います。

Foccal Stelliaを買おうか迷っている。音質がいいと評判がいいけれど、超高級なヘッドホンだし買ってから失敗したくない。なのでStelliaの細かい詳細が知りたい!

こんな疑問に答えていきます。

本記事の内容

  • Focal Stelliaが密閉型ヘッドホン最強な理由
  • ほかの密閉型とはちがう決定的な3つの特徴
  • Focal Stelliaの細かいスペック
  • Focal Stelliaのデザイン
  • Focal Stelliaを使う上での注意点
  • StelliaとUtopiaを比較

この記事を書いている僕は、Focal「Stellia」の使用歴が2年以上。
Focalヘッドホンのファン。

InstagramでFocal(@focalofficial)に相互フォローをいただいています。

FOCALと相互フォロー

Instagramに投稿したStelliaの写真をFocal(@focalofficial)にメンションしていただきました。

 

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Focal(@focalofficial)がシェアした投稿

僕が視聴している据え置きの音楽環境は以下のとおりです。

  • Woo Audio / WA22
  • Wyred 4 Sound / DAC-2V2SE
  • Wyred 4 Sound / Ms Music Server

トータル100万円以上の組み合わせになり、よりピュアでリアルな音楽性あふれるサウンドを構築しています。

この記事ではStelliaの本質についてより深掘りしていこうと思います。

結論、Focal Stelliaはガチで最強です。

発売から時間が経っていますがその位置づけはブレません。

Focal Stelliaのメリット・デメリット

メリット 1.ベリリウム振動板搭載でスピーカーサウンドを実現
2.付属のケーブルとStelliaの相性が抜群
3.職人が一つ一つ仕上げたような外観
4.スピーカーサウンドを外に持ち出せる
5.密閉型ヘッドホンの沼から脱出できる
デメリット 1.高額ヘッドホンなのでかなり敷居が高い
2.本来の音質を聴くためには音楽環境をこだわる必要がある
3.ほかのヘッドホンへの関心がなくなる

 

まずは、Focal Stelliaの詳細なスペックが知りたい!』という方は『Focal Stelliaの詳細なスペック』をクリックすると該当箇所に飛べますよ。

Focal Stelliaが密閉型ヘッドホン最強な理由

Focal Stelliaが最強な理由
Focal Stelliaの音質って、これまで発売されたどの密閉型ヘッドホンでも到達できないような、そんなレベルの音質です。

「ちょっと大げさ過ぎない?」

そういう疑問の声が上がりそうですね。
僕も「ヘッドホン一つでそんな劇的な音質の差はない」と思っていました。

実際に聴いてみると、ほかの密閉型ヘッドホンとは別次元のサウンドだと実感します。

これ冗談抜きですよ。

Focal Stelliaのような上位ヘッドホンは、同社のスピーカーと同様に、フランスの自社工場で製造されています。

また、スピーカー製造で培われたノウハウをふんだんに落とし込まれているのもポイント。

これがFocalヘッドホンの最大の魅力です。

一聴しただけで音の良さがわかる

出てきた音の印象が、よりスピーカーに近い鳴り方なんです。

後ほど深掘りしますが、理由として、Stelliaの「構造」と「振動板」にその秘密があります。

通常の密閉型ヘッドホンは、どうしても音がこもったように聴こえますよね。

でもStelliaは、密閉型ヘッドホンの宿命ともいえるべきことを越えています。

ほかの密閉型ヘッドホンとの決定的な3つの違い

berylliumと刻印されている
これまで世に出てきた密閉型ヘッドホンと何が違うのか。

その特徴をまとめてみました。

  1. 振動板に”ベリリウム”を使っている
  2. リケーブルしなくてもかなりいい音
  3. ポータブルでもスピーカーサウンドを持ち出せる

1.ベリリウム振動板

本機の最大の特徴ですね。

「Beryllium」の刻印が見て取れます。

2016年に登場した開放型のUtopiaでもベリリウム振動板がヘッドホンで初搭載されました。今回もまったく同じ振動板が搭載されています。

ほかのFocalヘッドホンではマグネシウム振動板が使われているので、この2機種は明確な差別化がされていますね。

キレのある高音域と口元の近い中音域、ドンっと響く低音域はこの振動板から生まれます。

2.リケーブルしなくてもかなりいい音

Stelliaの付属ケーブルはかなり高音質です。
なのでリケーブルしなくてもStelliaのポテンシャルを十分に発揮できます。

むしろ、下手にリケーブルしてStelliaの個性を落としてしまいかねないので、とくに使いたいケーブルがなければそのままでいいかもです。

純正ケーブルなので統一感もありますしね。
Stelliaのリケーブルについてはこちらで別途記事を用意していますのでぜひご覧ください。

» Focal Stelliaをリケーブルしてみて気付いた3つの特徴【純正ケーブルでもOK】

3.ポータブルでもスピーカーサウンドを持ち出せる

ポータブルでもスピーカーサウンドを持ち出せる
Stelliaは35Ω・106dB/mWと音量が取りやすい密閉型ヘッドホンです。
なのでポータブルとしてもそのまま外に持ち出せます。

スピーカーサウンドを外に持ち出せるとか最高ですね。

Focal Stelliaの細かいスペック

Focal Stelliaの細かいスペック

Stelliaの音が良いと感じる理由をビジュアルの面から深掘りしてみます。

質の高いフルグレインレザーのイヤーパッド

質の高いフルグレインレザーのイヤーパッド
Stelliaを頭に装着してみるとなんとも絶妙でピタっとしたフィット感です。
Utopiaは耳にそのまま当てている感が強いです。

Stelliaだと、低反発な装着感をいかして、耳周りに吸着しているようなイメージに近いです。

遮音性もヘッドホンの中ではバツグンな部類。外部の騒音もかなりシャットアウトされます。

高域成分が少なくなるので、水の中で外部の音を聞いているような感覚ですね。
遮音性が高いので低音域の再現性も良好。重く鳴り響きますよ。

優秀なヘッドバンド

優秀なヘッドバンド

側圧は気持ち強めですね。

しかし、Stelliaの装着感はほかのどのヘッドホンよりも格段に心地いいです。(Utopiaよりも)
絶妙なホールドと安定感はこのヘッドバンドにあります。

密閉型なのに開放的な音

密閉型なのに開放的な音

Focal Stelliaは密閉型の位置づけなのに、出てきた音は開放的なサウンドです。
ハウジングのFocalロゴをよく見てみるとこの部分がメッシュ状になっています。

この部分が開放的な鳴りを実現しているキーだと思うんですね。
実際、その部分を塞いで聴いてみると、音がこもる印象を受けました。

Focal Stelliaを使う上で注意するべき3つのこと

Focal Stelliaを使う上で注意するべき3つのこと

冒頭からStelliaを絶賛しまくりですが、ここでStelliaを100%楽しむ上での注意点3つをご紹介します。

1.多少の音漏れはある

Stelliaは密閉型ヘッドホンですので、外で使うことは可能です。

しかし、若干の音漏れがあるので音量の上げすぎには注意です。
ハウジングのロゴ部分、メッシュのような構造に、開放的な音質を得るための役割があると推測できます。

かわりに、そこから多少の音漏れがしているのも事実ですね。

2.レザー製イヤーパッドはこまめな手入れをしよう

上質で分厚いレザーのイヤーパッドは耳周りの密着度が高いです。
使い終わったあとは乾いた柔らかいクロスで軽く拭きあげましょう。

拭かずにそのまま放置しているとイヤーパッドに白い付着物が浮きでてきます。

少なからず劣化につながるので、長く使う意味でも手入れは欠かせないですね。

3.鳴らす環境はこだわる

Stelliaはスペック的にも音量はとりやすいヘッドホンです。

SONY ZX-2直刺しで、音量ゲージ60~80%で適度な音量が得られます。

汎用性が高いStelliaであればそれでも解像度で繊細な質感はたのしめますよ。

可能であればそこにポタアンなどを加えたりしてみましょう。
使用環境にこだわってみるその恩恵を大きく受けられるのでおススメです。

Focal Stelliaを鳴らし切るために必要なこと

Stelliaを鳴らし切るために必要なこと

本記事の肝です。

それは音楽環境にこだわること。

スペック上で音量が取りやすいとうはいえ、プレーヤー直刺しくらいではStellia本来の良さは残念ながら発揮されません。

たまに「Stelliaの音質はあくまで密閉型ヘッドホン内の音」というレビューをみかけることがあります。
おそらくその方はStellia本来の実力をまだ聴けていないと思います。

アンプやDAC、電源などをある程度詰めてみるとそれがわかります。

高解像度で、きめ細やかな高音域、口元が近く艶のある中音域、ドンッと沈む低音域。
一度でもStellia本来の音を聴いてみると、もはや密閉型の領域ではありません。

以前は、final SONOROUS Ⅷをリケーブルして愛用していました。
ホール感がある低音域が魅力のヘッドホンでしたね。

それでも、Stelliaの前では圧倒的な差があって比較対象にならないんです。

それくらい出てくる音の質は違ってきます。

StelliaとUtopiaを比較

StelliaとUtopiaを比較

開放型のUtopiaと密閉型のStellia。
特性上の違いはあっても、いいレベルで個性の違いを楽しめます。

Utopia

Focalのフラグシップヘッドホンで約50万円の超ド級のヘッドホンなのはすでに周知のとおり。
同社の上級スピーカーを彷彿とさせるようなデザインですね。

開放型なのにダンピングの効いた低音域、ちょい硬めの高音域ですが、刺さることもなく伸びきります。
耳にスピーカを据えたかのようなサウンドです。

抜けのいい音域も含め、間違いないく現時点では世界最強のヘッドホンだと個人的に思います。

» Focal Utopiaを徹底レビュー【結論:神ヘッドホン】

Stellia

Utopiaのような広大な音の空間表現こそ劣りますが、音楽をより深く楽しむならStelliaに軍配が上がります。

遮音性が高いので一音一音を聴き分けられる分解能にも優れていますね。

Stelliaを2年以上聴きこんで気付いたこと。

それはまるで映画館で聴くようなサウンドです。(マジでこの表現が当てはまります)

どの音も埋もれることはないのに、ピンとが合った高解像度な音が左右の耳に駆け巡ります。
Stelliaも基本的にはバランスのいい鳴らし方です。

あえていうなら流行りのポップス系だとちょっと弱い印象。逆にサントラ系やライブ系の音楽だと強いですね。

使い分けしよう

あえて両機種を比較しましたが、Focalのヘッドホンに限っては比較するのではなく「使い分ける」ものだと僕はそう思っています。

・どんな音もバランスよく、そつなく鳴らしたいのであればUtopia。

・映画館で聴くような迫力のあるサウンドを、とにかく音楽を楽しみたい方であれば「Stellia」を選んでみる。

気分や聴く音楽のジャンルで使い分けるといいですね。

両ヘッドホンだけでとんでもない価格です。
それでもこの2つのヘッドホンがあれば無限に続くヘッドホン沼から卒業できるかもです。

Focal Stelliaのデザイン

Focal Stelliaのデザイン

音質の次で恐縮ですが、忘れてはいけないStelliaのデザインについて。

Utopiaのときもこれまでないような斬新なデザインでしたが、それはStelliaでも健在ですね。

パッと見が個性的でとても派手なので人によっては選択肢から外した方もいるかもしれません。

でも、実物を手に取ると思ったほど奇抜ではないです。
全体的にとても落ち着いた暖色で、職人が一つ一つ丁寧に作り上げたような、そんな風格すら感じられます。

密閉型ヘッドホンの終着点

Utopiaを入手してそんなに間が空いていない時期に、Stelliaのアナウンスが出ました。

そのときは正直、買わないでいいかなって思たのが本音です。

いくらベリリウム振動板が搭載されているとはいえ、密閉型ヘッドホンだし開放型のUtopiaには敵わないだろうと考えていたからですね。

でも、導入してみるとまったくそんなことはなかったです。

密閉型ヘッドホンという特性を活かして、Utopiaとは違う角度から音のアプローチをしてきます。

僕の中では、密閉型ヘッドホンのゴールにたどり着いことになっています。
Focalのヘッドホン以外はすべて手放しました。笑

ほかのヘッドホンに買い替えていればStelliaの価格なんてあっという間に超えてしまいます。(ハイエンドヘッドホンならとくに)

それなら回り道をせず、Stelliaを選びに行った方が最短ですね。

Focal Stelliaが気になっている方に、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

今回は以上です。
miya ( @yo_ta2202)でした。

追記

中古品を狙うのもアリですが、ハズレを引くことも稀にあります。

» 【損失あり】Focal Stelliaを中古で買える5つのサイト

僕はUtopiaでしたが、片側のドライバーが故障していました。
高級品ですし、できるなら新品を手に取りたいですね。

ヘッドホン沼から脱却できると思えば安い投資なので、せっかくなので買うという方は下記よりどうぞ。

Focal Stelliaのメリット・デメリット

メリット 1.ベリリウム振動板搭載でスピーカーサウンドを実現
2.付属のケーブルとStelliaの相性が抜群
3.職人が一つ一つ仕上げたような外観
4.スピーカーサウンドを外に持ち出せる
5.密閉型ヘッドホンの沼から脱出できる
デメリット 1.高額ヘッドホンなのでかなり敷居が高い
2.本来の音質を聴くためには音楽環境をこだわる必要がある
3.ほかのヘッドホンへの関心がなくなる