イヤホンからビリビリ音が鳴る5つの原因【快適に聴くための秘訣も公開】

イヤホンのビリビリ音で悩んでいる人「イヤホンからビリビリと音が鳴る、、、音楽に集中できないし原因はなんだろう?クリーンな音質で聴きたい!」
このようなお悩みに答えていきます。
この記事を書いている僕は、イヤホン歴15年以上のヘビーユーザー。
一時期、イヤホンからノイズが出て悩んでいた1人です。
音楽に集中したいのに「ビリビリ」「ジリジリ」などのノイズが混じると、かなり萎えますよね。
お使いのイヤホンから“ノイズを根絶”していきましょう(`・ω・´)ゞ
この記事の目次
イヤホンからビリビリ音が鳴る5つの原因
イヤホンからビリビリ音が鳴る原因は以下のとおりです。
- 原因①:ケーブルの劣化・断線、プラグの劣化
- 原因②:イヤホン本体からのノイズ
- 原因③:タッチノイズ
- 原因④:音源がよくない
- 原因⑤:プレーヤーなど接続機器からノイズ
イヤホンからノイズが鳴る原因は複数あります。なので、いろんな角度からノイズの発生源を探してみましょう。
なお、冬場は「静電気」で耳がビリビリすることがあります。乾燥からくる現象なので、イヤホン本体のトラブルではありません。とはいえ、イヤホンの破損や、ケーブル皮膜の露出がある場合は注意しましょう。
原因①:ケーブルの劣化・断線
イヤホンからノイズが発生する原因に「ケーブルの断線時期が近い」ことが考えられます。
「イヤホン本体とケーブルの接点」または、「ケーブルとプラグの接点」はとくに断線リスクが高いです。
断線しかけているため、ケーブルが動くたびに音飛びやノイズが出たりします。
ケーブルに負荷が掛りやすく、断線リスクが最も高いポイント。
カバンに放り込んだり、乱雑に巻くとケーブルの銅線が切れやすい
ので注意しましょう。
イヤホンのプラグをチェックしてみよう
見落としてしまいがちなのが、イヤホンとプレーヤーをつなぐ「プラグ」部分。
黒ずんで汚れていませんか?
プラグが汚れるとノイズの原因となることも。
プラグのメンテナンス方法に関しては後述しますが、汚れは必ず拭き取りましょう。
ケーブル着脱式イヤホンを使ってみる
有線イヤホンは「断線」がつきものです。
どんなに大切に扱っても経年劣化で硬化し、断線するリスクが高まります。
断線して何本もイヤホンを買い換えるってコスパが悪いですよね。そのリスクを避けるためにケーブル着脱式のイヤホンを選んでみましょう。
ケーブルの交換ができるだけで、安心感が増します。
なお、リケーブルをして音の変化を楽しむことができるのでメリットは大きいです。
オススメ:SHUREのイヤホン
音響メーカーの老舗「SHURE」のイヤホンは、“MMCX端子”でケーブルと筐体を接続できます。つまり、断線しても容易に交換が可能です。
ケーブルに「ケブラー
」と呼ばれる防弾チョッキに使われる素材を採用しており、耐久性がケタ違いです。
むしろ、断線させるのが難しいと思います。“老舗ならではの音質”なので、聴いていて飽きがきません。「長くイヤホンを使いたい方」に向いています。
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原因②:イヤホン本体からのノイズ
イヤホン内部で音を鳴らす「ドライバー」といわれるものが劣化してしまうことがあります。
ドライバーが汗や湿気で錆びたり、損傷すると「ビリビリ」とノイズが鳴ったり、音に「歪」がでるようになります。
いわばイヤホンの心臓部。
交換はメーカーへ修理依頼となります。
原因③:タッチノイズ
「タッチノイズ」をイヤホンのノイズと感じるかもしれません。
タッチノイズとはイヤホンケーブルが「もの」や「服」に触れることで出てしまうノイズのこと。
とくにスマホについていくるイヤホンなどはタッチノイズが多めです。
原因④:音源がよくない
圧縮された音源(mp3など)で劣化していたり、録音そのものが良くないとノイズや音が割れに繋がります。
デジタル配信がメインの現在ですが、音が良くない音源って結構あります。
良くない音源の具体例
- 具体例①:録音がそもそも良くない
- 具体例②:全体的に音が歪んでいる
- 具体例③:ダイナミックレンジを振り切って音が割れている(海苔波形)
上記のとおり。
音楽が気持ち悪く聴こえるといいますか、歪んで聴こえてきます。
より悪いものだと、音がビリビリ割れて鳴ることも。
原因⑤:プレーヤーなど接続機器からノイズ
イヤホンの接続先である「プレーヤー」や「スマホ」、「アンプ」などからノイズを拾うことがあります。
プレーヤーであれば、イコライザーを設定していると「ジリジリ」なることも。
スマホだとアプリ起因のノイズが考えられます。
充電中の音楽はNG
プレーヤーやスマホを充電しながら音楽を聴いていませんか?
充電しながら音楽を聴くとイヤホンから「ビー」「ヴーン」と聴こえることがあります。
- 電流不足でパワー感がなくなる
- ACアダプターのスイッチングノイズを拾う
上記の理由から、充電中の音楽は避けた方がいいですね。バッテリーがないときは充電に集中しましょう。
なお、イヤホン・ヘッドホンの音質をより高音質にしたいときは「ヘッドホン・イヤホンの音質を上げる5つの手順【根本から改善しよう】」で深堀りしていますので、合わせてご覧ください。
安いイヤホンは音割れしやすい
これは余談ですが、安いイヤホンはどうしても音割れしやすいです。
音量を上げすぎると、音がビリビリなる現象ですね。
上記はイヤホンだけではなく、ヘッドホンやスピーカーにも同じことが言えます。
詳しくは、【ヘッドホンとスピーカー】音が良いのはどっち?【事実】で解説していますので、興味がある方は参考にしてみて下さい。
イヤホンをノイズレスで聴くための秘訣をご紹介
結論、イヤホンをノイズレスで聴くためには日ごろのメンテナンスが大切になります。
「え、めんどくさい、、、」って思うかもですが、イヤホンのパフォーマンスを維持するためには欠かせません。
イヤホンをノイズレスで聴くための秘訣は以下のとおりです。
- 秘訣①:プラグの清掃
- 秘訣②:汗や湿気があるときはイヤホンを使わない
- 秘訣③:タッチノイズ防止にクリップやSHURE掛けする
- 秘訣④:聴く音源を選ぶ
- 秘訣⑤:余計なアプリや機能を使わない
上記の5つは、「いい音」でイヤホンを楽しむための秘訣です。
まずは、気づいたときに少しずつ実践してみましょう。
秘訣①:プラグの清掃
イヤホン端子は使い続けていると黒く汚れることがあるので、たまに乾拭きして汚れを落とすとノイズが減ります。
プレーヤー側は刺し込み口のみ、細い綿棒で軽く拭き取ります。
奥まで入れ込むと、汚れや異物を押し込みかねないので注意しましょう。
秘訣②:汗や湿気があるときはイヤホンを使わない
イヤホンを湿気の強い場所で使っていませんか?
イヤホンの内部に湿気や汗が入ると振動板(ドライバー)を劣化させてしまいます。
それだけではなく、内部配線や、イヤーピース(イヤホンについているゴム)も劣化してしまう恐れも。
なるべく湿気が多い場所ではイヤホンの使用を避けたいですね。
ドライバーが壊れると交換しかない
繰り返しにはなりますが、イヤホン內部のドライバーが錆びたり損傷するとノイズがでます。
ドライバーの不調は、メーカーに修理依頼するしか方法がありません。修理対応の効かないイヤホンだと本体を丸ごとの交換になる可能性も。
修理が可能でも高くつきますので、「中古」を狙うといいですよ。
秘訣③:タッチノイズ防止にクリップやSHURE掛けする
タッチノイズは有線イヤホンの宿命ですね。
タッチノイズを最小限に抑える方法は以下のとおり。
・ケーブルにクリップをつけてタッチノイズを減らす ・SHURE掛けをする
クリップを使用して、服やものに干渉しないようにする方法と、「SHURE掛け」とよばれる耳の後ろからケーブルを回して装着する方法があります。
アーティストがステージ上でつけている装着方法ですね。
秘訣④:聴く音源を選ぶ
音源に関してはぶっちゃけ、「聴いてみないとわからない」というのが本音です、、、まずは実際に聴いてみましょう。
ビリビリ鳴らなければ音源は一先ずOKです。
ポイントは、複数のイヤホンで聴いてみると良いですよ。
これでノイズの有無、イヤホンとの相性が分かります。
秘訣⑤:余計なアプリや機能を使わない
プレーヤーやスマホの機能・アプリは、できるだけOFFにしておくとノイズ対策になります。
できるだけ、音楽再生だけに特化しましょう。
ワイヤレスイヤホンのノイズについても解説
有線イヤホンと根本的な違いは、Wi-Fiなどをつかって音のやり取りをしています。
電波で音声データを送信しているので、以下のポイントに気をつける必要があります。
- 電子レンジの近くは避ける
- 一定の距離が開くと電波がイヤホンに受信できない
- エレベーターなどの空間では音が途切れやすい
上記のとおり。ワイヤレスイヤホンは電波関係のトラブルや、アプリ側の不調でノイズを発しますので注意しましょう。
なお、ワイヤレスイヤホンを中古で購入する際は注意が必要です。詳細は「イヤホンの中古ってどう?【メリット・デメリットを解説】」にてまとめていますので、参考にしてみて下さい。
イヤホンのビリビリ音の原因まとめ
今回は「イヤホンのビリビリ音の原因はこの5つ【快適に聴くための秘訣も公開】」について書きました。
音楽を楽しんでいるときに「ビリビリ音」などのノイズが出ると気になりますよね。
この記事がイヤホンのノイズ対策にお役に立てれば幸いです。
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